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忘棘

鬱の棘を少しずつ刈り取って行く記録

仕方がない日

「てめぇなんかとやってられるか!ばろめぇ」

 

なんだか江戸時代の言い回しになったのはあるけど、怒りの感情が極端に薄い。

血が湧き上がる事はないので、何度測っても血圧は健康体そのままなのでA判定を貰えるのだが誰に褒められる訳でもない。

 

そんな自分を狙ってなのか、メニューを間違えられる。味噌汁はこぼされる。髪が料理に入っている。頼んだビールがまだこない。

 

店員から謝られて待ったり、お詫びでドリンクが付いたりの特典はあったりしてラッキーと思ったりもするのだが、周りから見ると自分の振る舞いは

 

「大人ですね」

 

と言われる。子供だったらそこで怒るのか?大人は怒っちゃいけないのか?

 

そんな事も思わず自分の中では

「まぁ、仕方がない。間違いはある事だ。」

自分は悟りを開いた訳では無いのだが、どうも怒らないのだ。

 

これが、頭の中に遠山の金さんが出て来て

中村梅之助の「金さん捕物帳」と西郷輝彦の「江戸を斬る」が好きだったなぁ。

 

「味噌汁をこぼした上に、食事の時間を不愉快にした。

よって、市中引き回しの上、磔獄門とする。

 これにていっけん落着〜〜〜〜」

 

とお白州で裁きが下される訳では無い。

 

自分の中の金さんは

「まぁ、そんな事もあるがな。我慢せい」

と、鼻くそでもほじりながらのんびりしているのだろう。

 

長谷川平蔵にすれば、もっとすっきりするのだろうか?

 

頭の中の江戸は今日も平和だ。

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